モデルと技術

OmniVoice:Xiaomi の 600 以上の言語に対応する音声クローン

OmniVoice は Xiaomi の研究者が開発し k2-fsa から公開しています。多くの TTS が対応する主要言語の外へ利用範囲を広げることを重視し、600 以上の言語で参照音色から新しい文章を生成します。

Xiaomi · k2-fsa プロジェクト資料確認日
公式 GitHub
研究機関
論文表記:Xiaomi Corp.
言語範囲
600 以上
出力
24 kHz
利用方法
Python・CLI・Gradio、自前で実行

注目したい強み

01

多言語を広く扱う構成

非自己回帰の拡散言語モデルから複数コードブックの音響トークンを直接予測し、従来の二段階生成を簡素化する設計です。

公式の出典 [2]
02

参照音声のプロンプトを再利用

音色のプロンプトを一度作成して保存し、次の原稿で読み込めます。固定ナレーターのために毎回音声の読み込みと自動文字起こしを繰り返す必要がありません。

公式の出典 [1]
03

発音や発声を指定

中国語の拼音、英語の音素、笑い声などの記号を使えます。速度や目標出力時間も指定でき、リズムを調整できます。

公式の出典 [1]

クローン・デザイン・自動音色

クローンでは参照音声とその文字起こしを使い、文章を省略した場合は Whisper が転写できます。音声デザインは性別、年齢、音高、アクセントなどの属性から作成します。

公式説明では主な学習対象はクローンです。音声デザインは中英語データで学習しており、多言語クローンとは安定性を分けて評価します。

公式の出典 [1]

別言語への復刻とアクセント

公式推奨は明瞭な 3~10 秒の録音です。参照と生成の言語が異なると元言語のアクセントを受け継ぐ場合があります。標準的な発音を優先するなら同じ言語の参照が適しています。

公式の出典 [1]

利用・導入方法

  1. Git、uv、機器に合う PyTorch を準備します。公式文書には NVIDIA、Apple Silicon、Intel XPU 向けの説明があります。
  2. リポジトリを取得して依存を同期し、下のコマンドで Gradio を起動します。初回に k2-fsa/OmniVoice の重みをダウンロードします。
  3. 短い文章で復刻を確認後、CLI のバッチ生成や Python API に進みます。正確な文字起こしがあると発音の確認が容易です。
OmniVoicebash
git clone https://github.com/k2-fsa/OmniVoice.git
cd OmniVoice
uv sync
uv run omnivoice-demo --ip 127.0.0.1 --port 8001

利用前に知っておくこと

  • 600 以上の言語対応は、すべての言語で同じ品質や発音精度が得られるという意味ではありません。
  • 推論速度は特定の機器と設定での測定値です。他の機器で同じ処理時間を保証するものではありません。

適した用途

多言語ローカライズ、低資源言語の検証、固定音色の再利用、自社での推論運用に向いています。

公式資料・出典

  1. k2-fsa/OmniVoice · READMEhttps://github.com/k2-fsa/OmniVoice
  2. OmniVoice · Technical paperhttps://arxiv.org/abs/2604.00688
  3. k2-fsa/OmniVoice · Model weightshttps://huggingface.co/k2-fsa/OmniVoice

DS Speech は現在 Qwen-Audio-3.0-TTS をオンライン提供しています。ほかのモデルは学習・セルフホスト向けの資料として紹介しています。

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